EMA(指数平滑移動平均線)とは株式やFXのデイトレードやスイングトレードで使える有名なテクニカル指標です。
適切な移動平均の期間設定や簡単なトレード理論を学ぶだけで、
EMAは最強のトレード手法になります。
EMAトレードの根底を支える「グランビルの法則」も一緒に学習して、
効率的で普遍的なトレードスキルを付けていきましょう!

移動平均線という言葉は知っていいるけど、どのように使っていけば分かりません!



それはもったいない!
トレード手法に沿ったEMA設定で見違えるほど勝率も収益率が上がります。
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最強の理論?グランビルの法則





EMAを学ぶ前に移動平均の基本的な理論である「グランビルの法則」を抑えましょう!



移動平均という言葉は聞いたことがあるけど、グランビルの法則という言葉は聞いたことないよ。



グランビルの法則はアメリカの証券アナリストであるジョセフ・E・グランビル(Joseph E. Granville)が考案したテクニカル分析方法です。
移動平均と現在価格の乖離から今後の値動きを考察する理論です。
1960年に発表された今でも通用するテクニカル分析方法!
FX初心者、トレード初心者はまずこの基本原理を抑えるべし
『簡単に』グランビルの法則を解説





FX初心者でもわかるような解説をお願いします!
グランビルの法則とは?
発表から60年以上経った今でも多くのトレーダーから支持されている「グランビルの法則」
グランビルの法則は 移動平均線の向きと価格の乖離の関係 に着目した投資理論です。
またグランビルは移動平均と先行き価格に以下の2つの法則性があることを提唱しました。
① 相場の転換は移動平均が横ばいになってから生じる
② 移動平均から大きく乖離すると価格は移動平均に戻ろうとする
この2つの原則をもとに順張り・逆張りのエントリーポイントを探すことが、
グランビルの法則を用いる投資方法です。
現在ではEMA(指数平滑移動平均線)という指標を簡単にチャートに表示することができるので、
投資初心者でもグランビルの法則を活かすことができます。
相場の転換は移動平均が横ばいになってから生じる



まずはトレンドの発生に関する法則だよ。



この法則を理解すれば トレンドの初動に乗れる可能性が上がる ということだね!



初動に乗れるというメリットもあれば、
押し目買いや押し目売りの目安にもなります。
グランビルの法則①
グランビルの法則①
相場の転換は移動平均が横ばいになってから生じる
まずひとつ目の法則はトレンド転換時における法則です。
この法則を頭に入れておくだけで、移動平均線を利用する価値が大きく上がります。
トレンドは「下落→横ばい→上昇」のように
高確率で 移動平均の横ばいの期間がある ということを抑えましょう。


移動平均から大きく乖離すると価格は移動平均に戻ろうとする



次の基本的な法則は逆張りの場面で使うことができます。
相場の売られすぎ、買われすぎの判断に使いましょう。



短期間なデイトレードに使えそうだね。
グランビルの法則②
グランビルの法則②
移動平均から大きく乖離すると価格は移動平均に戻ろうとする
2つ目の法則は主に短期的な逆張りに使うことができます。
また、ファンダメンタルズ的な要素も加わると大きな利益を期待できます。
逆張りは難しい投資法ですが、
相場の需給が分かってくると大きなヒントになる重要なテクニカルです。


60年以上使われているテクニカル分析
グランビルの法則を理解すれば、安定した収益をあげられる可能性UP
FXや株式トレードでの活かし方





グランビルの法則は移動平均線をうまくチャート分析に落とし込むということが分かりました。具体的な方法も知りたいです!



今回紹介するEMA(指数平滑移動平均線)を使ったトレード手法は、ひとつひとつ詳細に解説していこうと思っています。
なので、グランビルの法則とEMA手法をマスターしたいというトレーダーは、この記事以外の続編もしっかり読んでね!
長きに渡り支持されてきたグランビルの法則は
果たしてどのように日常のチャート分析に役立てていけば良いのでしょうか。
答えは、トレードの中でも 順張りに取り入れていくと効果的 でしょう。
この記事では FX初心者でもわかるような丁寧な解説 をしていきます。
また、EMA手法とファンダメンタルズを合わせた最強の手法も公開します。
まず第一回目の今日は EMA手法の中で一番シンプルで実戦しやすい手法 を紹介します。
一番最後に実際のチャートを用いた解説もあるので、ぜひ最後までお付き合い下さい!
ちょっと待って!
トレード学習を「より」効果的に



まだトレードを始めたばかりの人
安定した収益をまだ出せていない人
チャートを分析するときに必要な環境認識能力に関する記事も要チェック!
\負けトレードが多いの人はまずこれを意識してみて!/
『トレード手法別』移動平均の期間設定





グランビルの法則はだいたい理解できました!
早く移動平均を使った手法を教えて下さい!



まずは移動平均線の期間を設定してしまいましょう。
最強の理論であるグランビルの法則を学びました。
次は実際のトレードでどのように使っていけば良いのかを解説していきます。
移動平均曲線は自分で何日分の平均値を出すかカスタマイズすることができます。
このカスタマイズを適切に行うことでより精度の高いテクニカル分析が可能です。
筆者の設定も踏まえながらオススメの期間設定を解説していきます。
【結論】シンプル・イズ・ベスト





先生!
オススメの期間設定の値を教えて下さい!



期間設定する際は あまりこだわりすぎないことが重要 です。
みんなが使うテクニカル分析をすることで意識されている価格を知ることができます。
こだわりが強いテクニカル設定はするな!
結局、みんなが意識しているかどうかを判断するのが重要。
だれも使わないテクニカル分析は意味がない。
次に紹介する移動平均線の期間は、メジャーな期間設定です。
EMA手法を初めて使う人は参考にして下さい。
デイトレードとスイングトレードで期間を分けています。
デイトレードの期間設定





まずはデイトレードをメインで行うトレーダーにオススメの期間設定です。
デイトレード向け移動平均線の期間
すけまるオススメの期間設定
・チャートには3本の移動平均線を表示させます。
1本目 → 短期(10、20、21)
2本目 → 中期(50、60)
3本目 → 長期(200)
具体的には、長期の200日移動平均線でトレンドを確認します。
次に、1時間足・15分足などのチャートと短期・中期の移動平均を比較し、
エントリーポイントを探します。



ちなみに筆者は、
(20,60,200)の移動平均線を表示させています。
スイングトレードの期間設定





次にスイングトレードがメインのトレーダーにオススメの期間設定です。
スイングトレード向け移動平均線の期間設定
すけまるオススメの期間設定
・チャートには3本の移動平均線を表示させます。
1本目 → 短期(5,10,20)
2本目 → 中期(50,60,100)
3本目 → 長期(200)
具体的には、長期の200日移動平均線でトレンドを確認します。
次に、日足・週足のチャートと短期EMAを比較して現状のトレンドを把握します。
その後、4時間足・1時間足と中期EMAを比較してエントリーポイントを探ります。



期間による違いがいまいち分からないという人は、
私と同じ(20,60,200)にしましょう。
これはデイトレードでもスイングトレードでも対応できる期間設定です。
【実例付き】順張りに特化したEMA手法 ①





おまたせしました!
最後にEMAを用いた実例付きのトレード方法を紹介します。



グランビルの法則や移動平均の期間設定など濃い内容だったな〜。
やっと実戦向けの解説だ!
実践術!順張りに使えるEMA手法
EMA手法の根幹となるグランビルの法則や移動平均線の期間設定など深く解説してきました。
これらの理論を抑えるだけでEMA手法がより理解しやすくなります。
今回紹介するEMA手法①は グランビルの法則の中で1番分かりやすく初心者でも使いやすい手法 です。
この記事を読んだ日から使えるテクニカル分析なので、しっかり学習していきましょう。
ポイントは 200日移動平均線に順張り です。
呪文「200日移動平均線にタッチして反発を確認」





まずは呪文「200日移動平均線にタッチして反発を確認」
を念仏のように唱えましょう。



200日移動平均線にタッチして反発したところがエントリーポイントということ。
シンプルイズベストです。
順張り特化EMA手法のポイント
今回紹介するEMA手法は グランビルの法則の中で最も簡単な手法 です。
200日移動平均線と現在のローソク足を比較して売買判断をします。
初心者トレーダーでも簡単に実践できる手法でありながら、
しっかりと機能する最強のEMA手法なので、必ず学習しておきましょう!
大切な条件は、
① 200日移動平均線を表示させること
② 200日移動平均線で反発が確定したあとのローソク足でエントリーすること
この2つの条件を満たしたときだけ新規ポジションを取ることで格段に勝率が上がります。
ダマシを回避するために、
ローソク足が確定してからエントリーしよう!
実際のチャートとトレード例



実際のチャートを使って解説していくよ。
この手法は グランビルの法則の中で一番簡単な手法 だからしっかり抑えよう!
ユーロドルのチャートを用いて解説


200日移動平均線を有効に使うためには 比較的長期のチャート を表示させた方が効果的です。
15分足や30分足でも使えるが無駄な損切りを減らしたいのであれば1時間足か4時間足がオススメ。


チャート内に200日移動平均線にタッチしているところ(タッチしそうなところ)がないか確認する。
条件に合う値動きがあれば次のステップに進む。
条件に合う値動きがなければ、トレードしない。



ユーロドルに限らず、ほとんどの主要通貨ペアで使えます。
色んなチャートを表示させてみよう。


この手法の最重要条件 200日移動平均線で反発が確定したあとのローソク足でエントリー を満たすか確認。
騙しを事前に防ぐためにも必ずローソク足が確定してからエントリーを考える。
ローソク足が反発していたらトレンドに順張りでエントリーする。
(今回であれば上昇トレンドなので、買いでエントリー)
ローソク足が200日移動平均線を大きく下抜けて確定したらエントリーせずに様子を見る。
ローソク足の確認方法
エントリーして良いローソク足


エントリーを見送るべきローソク足





これは買いの順張り時の条件なので、
売りの順張りを考える時はこの逆を取り入れよう。
全てのトレードに共通することですが、リスクリワード幅を明確に決めましょう。
感情に左右されないトレードをするために 事前に損切り注文(逆指値)を入れておくと良いでしょう。
利益確定に関しても、どこで利確するのかを明確にしておきましょう。



すけまるのオススメは、
損切りは一括。利確は部分的に。
こうすることで機会損失や感情トレードを平均化できます。
実際にグランビルの法則を試して見よう!
不安な人はロット数を下げてトレードしよう。
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もう少し勉強したい初心者トレーダーにおすすめ書籍





今日も濃い内容だった…



お疲れさまでした。
この内容を理解すれば間違いなくトレードスキルが上達するでしょう。
事後学習用に、オススメの書籍もまとめました!
ぜひ手にとって読んでみて下さい。



次回のEMA手法講座も楽しみにしています!
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コメント一覧 (2件)
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