EMA(指数平滑移動平均線)とは株式やFXのデイトレードやスイングトレードで使える有名なテクニカル指標です。
当ブログでは最強の理論と称される『グランビルの法則』を元に移動平均線を使った手法を解説していきます。
詳細な内容のため記事を分けています。他サイトとは異なる着実なトレード学習が可能です。
そのため、FXや株式トレード初心者の方でも上達を実感できる内容になっています。
デイトレードやスイングトレードで勝率を大きく上げたい人は、
ぜひ一緒にEMAトレード手法を学習し検証を積み重ねていきましょう!

こんにちは!
すけまる(@fastable6)です。



待ってました!!
第二弾!



前回は FX・株式トレード初心者に一番オススメ手法を解説 しました。
今回も実践で使えるEMA手法をじっくりと解説していきます。
グランビルの法則の基本的理解と手法①はコチラから
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筆者のトレードスタイルと移動平均の期間設定


すけまるのトレードスタイル



まずは筆者がどのようなトレードスタイルなのか紹介します。
デイトレ・スイングの方であれば今回の講座は有意義なものになるでしょう。


筆者の紹介
[名前] すけまる
[投資経験] FX、日本株、ETF、仮想通貨
[投資歴] 6年
[トレードスタイル] デイからスイングトレード
[収益] 月平均5%くらい
[手法] ファンダメンタルズに順張り
この講座はデイトレードからスイングトレードをメインとする人向けです。
トレード期間が同じであれば、FXでも株式トレードでも使える手法です。
EMA手法の根底となる『グランビルの法則』は株式投資のテクニカル分析として公表されたものです。
発表から60年以上経過してもなお支持されているグランビルの法則は、
初心者トレーダーから上級者トレーダーまで幅広く気付きを与えるでしょう。
【おさらい】勝つための移動平均(EMA)の期間設定





まずは前回のおさらいから始めましょう。
前回は「トレードスタイルによって移動平均線の期間の設定が異なる」という話をしました。



移動平均線を短期、中期、長期を設定する話だね!
\超重要!移動平均の期間設定/
移動平均線のおさらい
グランビルの法則を元にしたEMA手法において、
EMAの期間の組み合わせが非常に大切です。
さらに、トレードスタイルによって期間設定は異なります。
筆者すけまるのオススメの期間設定は以下の通り。
『デイトレード向け設定』
チャートには3本の移動平均線を表示します。
1本目 → 短期(10,20,21)
2本目 → 中期(50,60)
3本目 → 長期(200)
『スイングトレード向け設定』
チャートには3本の移動平均線を表示します。
1本目 → 短期(5,10,20)
2本目 → 中期(50,60,100)
3本目 → 長期(200)



EMAトレードの準備として、まずは自分のチャートを確認しよう。



筆者すけまるの移動平均線の期間は、
(20,60,200)
デイトレでもスイングでも使えるのでオススメです。
トレード環境は大丈夫?
ここから先は実践編です!
【理論】トレンド転換を狙ったEMA手法





ここからは筆者が検証に検証を重ねてきたEMA手法の解説です。
前回の手法よりやや難易度が高いので、ゆっくり読み進めていきましょう!



じっくり読んでチャート見ながら行えば、
初心者トレーダーでもわかる内容になっているよ!
トレンド転換を狙うEMA手法
今回のEMA手法は トレンドの転換点を狙う 手法です。
トレンド転換には『だまし』と呼ばれるひっかけが多くあるため、
ローソク足とEMAを組み合わせた転換の見極めが重要 です。
まずは移動平均線の動きとエントリーチャンスを学習しましょう。
理論を学習した上で、実際のチャートを使いトレンド転換に慣れていきましょう。
トレンド転換のサインを察知できるようになれば、
トレンドの第1波を掴むことができるので大きな収益を生み出すことができます。
トレンド1波を狙うことで大きく利益を伸ばす





前回はトレンドに順張りするEMA手法だったね。
今回は、順張り?逆張り?



トレンド転換を狙うので「逆張り」に該当します。
EMA手法の中でもハイリスク・ハイリターンな手法です。
短期的に相場に逆張りするEMA手法
「トレンド転換を狙う=相場に逆張りする」ということです。
FX歴6年の私でも逆張りの勝率はあまり良くありません。
むやみに逆張りをするとすぐに資金を溶かしてしまいます。
しかし、相場からのサインをしっかり読み解いて上げることで、
トレンドの第一波から乗ることができるので、莫大な利益をもたらします。
今回のトレンドの第一波を狙うEMA手法はハイリスク・ハイリターンな手法です。
ハイリスク・ハイリターンな今回のEMA手法
検証や練習の際は必ずロットを落として行いましょう。
デメリット





トレンドの第一波を狙って一攫千金か!
夢のあるトレード手法だ!



たしかに上手くいけば、
今回紹介するEMA手法の中で一番稼ぐ事ができます。
しかし、デメリットもしっかり把握しておきましょう。
トレンド転換を狙うトレードの落とし穴
EMA手法の中で一番利幅を稼ぎやすいトレンド転換を狙うトレードですが、
『だましがめちゃくちゃ多い』というデメリットもあります。
FX初心者にありがちな「もっと早く稼ぎたい」という欲を極限まで抑える必要があります。
心理的にも不安定になりやすいので、慎重にトレードしていく必要があります。
FX初心者には、次に解説する分割エントリーをオススメします。
エントリー分割でリスクを平均化する





「分割エントリー」という考え方は非常に大切です。
特に心理的プレッシャーに弱いトレーダーは必ず行いましょう。



FX初心者にも当てはまります。
分割することでリスクを平均化!
【重要】リスクを平均化する
リスクの高いトレンド転換を狙う手法で収益性の高いトレードをしていくためには、
リスクを分散して、トレード時のリスクを平均化する必要があります。
リスクを平均化するためには、
1回の取引でエントリーを完結させないことを意識しましょう。
いつも10ロットで取引している人は、
「1回目で5ロット、様子を見て3ロット、転換したら2ロット」など、
建玉を細かく分割してトレードするようにしましょう。
逆張りの最大の敵は『焦り』
プロでも転換を見極めるのは難しい。
とにかく分割してエントリーせよ!
【実践】移動平均線を参考にしたEMAトレード





理論を抑えたところで、
チャートを使った実践的な内容を学んでいきましょう。



よし!
第二弾も着実に自分のものにするぞ〜
移動平均を用いたトレンド転換を狙う手法
【まず抑えたいトレンド転換を狙う手法の注意点】
✓ 「トレンド転換を狙う」=「短期的な逆張り」であることを意識しよう
✓ エントリーは分割してリスクを平均化しよう
✓ 「焦り」は大敵
エントリーはローソク足が確定してから!
これらの条件を満たした時にエントリーすることを心がけていきましょう。
しっかりと手順を踏んでいけば、FX初心者でも着実な上達が可能です。
ポイントは「ローソク足が200日移動平均線を抜いたことを確認」





前回の記事のようにエントリーの条件を教えて下さい!



今回のポイントは、
「200日移動平均線を抜いてローソク足が確定」が今回のポイントです。
エントリーの条件
EMA手法に限らず、テクニカル分析では条件を満たしたときのみエントリーすることが重要です。
無駄な損切りを限りなく少なくするためにも条件はしっかりと覚えましょう。
EMA手法②のエントリー条件は、
ローソク足が実線レベルで200日移動平均線を抜いて確定したとき です。
この条件を満たした次のローソク足でエントリーしましょう。
何度も言いますが「焦り」は禁物です。着実なトレードを目指しましょう。
トレンド転換を狙うEMA手法はハイリスク・ハイリターンです。
テクニカル分析に慣れてくるまではロット数を減らすなどの対策を取りましょう。
実際のチャートとトレード例



続いて実際のチャートを用いて解説していきます。
EMA手法②はグランビルの法則の中でも難易度が高いので、じっくり練習していきましょう。
実際のチャートを用いて解説


200日移動平均線を有効に使うためには 比較的長期のチャート を表示させた方が効果的です。
15分足や30分足でも使えるが無駄な損切りを減らしたいのであれば1時間足か4時間足がオススメ。



絶対はないけど、長期足の方が値動きが素直だよ!


今回のEMA手法のエントリー条件は、
「ローソク足が実線レベルで200日移動平均線を抜いて確定したとき 」です。
チャート上にこの条件に合う値動きがあるかどうか確認しましょう。
あれば次のステップへ進みましょう!
条件に当てはまるチャートがなければ、時間を改めましょう。



急がば回れ!
トレードチャンスはまた回ってきます。
トレードしないという選択も立派なトレードです。


前回と同様にテクニカル分析ではローソク足の確定を待つことが非常に重要です。
(確定前にエントリーすると思わぬ損切りに舞い込まれる可能性が上がります)
トレンド転換を狙う今回の手法は、
ローソク足の実体が長ければ長いほど利益が期待できる手法です。
条件を満たしてローソク足が確定した場合はロットを分割してエントリーしましょう。
トレンドが形成されたのを確認して、残りの分割分もエントリーしていきましょう。



トレンド転換を狙うことはハイリスク・ハイリターン!
FX初心者であればあるほど分割してエントリーすることをオススメします。
ローソク足の確認方法
エントリーして良いローソク足


エントリーを見送るべきローソク足


全てのトレードに共通することですが、リスクリワード幅を明確に決めましょう。
感情に左右されないトレードをするために 事前に損切り注文(逆指値)を入れておくと良いでしょう。
利益確定に関しても、どこで利確するのかを明確にしておきましょう。



すけまるのオススメは、
損切りは一括。利確は部分的に。
こうすることで機会損失や感情トレードを平均化できます。
FX初心者はロットを下げて検証してみよう!
トレンド形成後はピラミッティング手法と組み合わせると最強





この記事を元に何度か検証してみたものの難しい!
なにかコツはありませんか?



トレンド1波を狙うEMA手法では、
ピラミッティングの法則に従ってポジションを増していくと上手く利益を積み上げることができます。
EMA手法 × ピラミッティング
ポジション取りは一括でなく、分割でエントリーすると良いと解説しました。
分割する理由は 損失を平均化できるから です。
では、どのように分割してポジションを取れば良いのでしょうか。
その答えは ピラミッティング手法と合わせる ことで効率的なトレードができるようになります。
ピラミッティング手法の概要は コチラの記事 を参考にして下さい。
この記事では 初心者トレーダーにオススメなポジションのとり方を解説 します。



ピラミッティングの基本事項から取引例まで解説しているので、FX初心者や理論をより知りたい人は要チェック!
\ピラミッティングをまず知ろう!/


【超実践的】ピラミッティング×EMA の取引例





FX初心者におすすめな手法は、
スケールダウンピラミッティングです。



スケールダウン。
徐々に取引ロットを少なくしていくピラミッティングだね!
実際のEMA手法手法との組み合わせ方
まず1回のトレードで受け入れる許容損失を決める。
ピラミッティングをより理論的に行うためには計算が必要です。
この計算がすぐできると資金管理能力と勝率が格段に上がります。



ユーちぇる社長@筋肉トレーダーさん(@EURUSDsenmon)が解説しているロット計算方法がわかりやすいので引用します。
ロットの計算方法を図解で💪🏾
— ユーちぇる社長@筋肉トレーダー (@EURUSDsenmon) October 8, 2022
直近の相場解説もやってくので
FXを分かりやすく学びたい人は
フォローしといて💪🏾 pic.twitter.com/FDZZh4DeTa


最大ロットを計算したら 最大ロットを5:3:2の割合に分割していきましょう。
(例)最大ロットが10ロットなら、5ロット:3ロット:2ロット
最大ロットが5ロットなら、2.5ロット:1.5ロット:1ロット
この分割比に基づいてエントリーしていきます。
スケールダウンピラミッティングはだんだんロット数を落とします。



これで事前準備完了!


事前準備ができたら、実際のチャートを見てトレードチャンスを探しましょう。
今回のEMA手法②はさきほど説明したので省略します。
ポイントは、
「ローソク足が実線レベルで200日移動平均線を抜いて確定したとき 」でしたね。
エントリー条件が確定したら、
最初に一番大きいロット数で新規ポジションを取りましょう。



5:3:2の『5』にあたる部分だね。


EMA手法②が順調に含み益になってきたらピラミッティングを検討していきましょう。
ピラミッティングはトレンド転換が確定したら行います。
「トレンド転換 = レジサポ転換が起こる」ことです。
それまでレジスタンスとして機能していたラインが、
サポートラインになったらレジサポ転換が起きたとみなして良いでしょう。
レジサポ転換が起きたら 中間のロットのポジション を取りましょう。



5:3:2の『3』にあたる部分だね!


1回目のピラミッティングである程度の含み益が出ているはずです。
2回目のピラミッティングは 含み益を担保にリスクを取ったポジション取り です。
最後は、トレンドの第5波を狙っていきます。
この時点でトレンドが弱くなってきていると感じるのであれば、ピラミッティングは避けましょう。
トレンド3波の戻りである4波でピラミッティングします。
4波は浅いことが多いのでプライスアクションを確認しながらエントリーします。



これらの手順を踏むことで安定した収益を構築することができるでしょう。



グランビルの法則とピラミッティングの組み合わせは相性バツグンだね!
グランビルの法則を理解することでトレードは進化する





グランビルの法則を元にしたEMA手法第2弾はいかがでしたか?
理論に基づいたテクニカル分析を行うことで、あなたのFXにおける収益は大きく改善していきます。



第1弾は難易度低め。
第2弾は難易度高だけどリワード高め。
使い分けができたらとても便利な手法だね!
トレード学習は自分で検証を積み重ねていくことが重要です。
今日、学んだことを何回も実戦で試しながら、自分のものにしていきましょう。
次回はEMA手法第3弾を解説していきたいと思います。
お楽しみに!
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