今週の市場は 先週の調整→CPIの結果によるドル高→値動きが落ち着く という流れでした。
なんと言ってもアメリカ消費者物価指数(CPI)の結果によるドル高の継続がメインテーマでしょう。
今週もトレードをしっかり振り返って来週に臨みましょう!
この記事分かること
✓ 今週のファンダメンタルズ分析
✓ ドル円・ユーロドルのチャート分析
✓ 来週のトレード戦略

先週にドル円の急上昇があったのでその反動で下落すると思ったのに、まさか今週も上昇するなんて思わなかったよ!



思い込みでトレードするのは厳禁だね!どちらに転んでも対応できるように事前シナリオを組んでおくことが大切だよ。
【忙しい人向け】ここだけは抑えておきたいポイント
今週の重要ポイントは ドル高・株安が継続する可能性が非常に高まった ということです。
アメリカ消費者物価指数の結果が予想以上のプラスの結果で、インフレの天井懸念が解消されました。
インフレ率の上昇が頭打ちしたのではないかという株式投資家を裏切る結果でS&P500をはじめとしたアメリカ指数系は大幅下落しました。
アメリカ株安・ドル高・金利上昇が継続!
CPIの結果で株安・ドル高・金利上昇がより進みました。
ファンダ的にもテクニカル的にもドル高に逆らう理由なし



急上昇による調整を狙って小幅の利益を狙っていましたが、ドル高が強く上手く想定通りのトレードができませんでした。



ドル円のテクニカル的な感想は 145円の壁が強すぎ ということです。少しの値動きくらいでは破ることのできない高い壁に見えてきました…
直近ファンダメンタルズ分析
アメリカ株
アメリカ株は一言で表現すると 楽観的な投資家もそろそろ限界がきた というところでしょうか。
アメリカ株の買い増しを考えているのであればもう一度考えるべき相場でしょう。
CPIの結果や金融政策メンバーの発言から 全力でインフレを止める気合が感じられる ので、長期的な本質敵の値動きである株安には逆らわないほうが良いでしょう。
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もしかしてアメリカ株の急落も視野に入れなければってこと?



もちろんそうですね。
アメリカ株を買っている人はしっかり逆指値をつけてリスクを限定していきましょう。
上昇トレンドに曇りあり
ファンダメンタルズ的にいつ暴落が起きてもおかしくない状況!
米国株トレードを行っている人は慎重に…
S&P500のチャート分析





インフレ加速→金利上昇→株安の流れに要注意!
アメリカ長期金利
今週のアメリカ長期金利は 常に上昇する強いトレンド を見せてきました。
週の終わりも3.40%台で引けて、金融政策決定会合で意識されている金利上昇株安をしっかり実現しています。
CPIの結果からも金利上昇はまだ続く可能性が高いので、金利の流れに逆張り厳禁!
金利上昇局面が続く
金融政策側の思惑通りに金利と株の値動きが進んでいます
基本的に金利上昇と円安・株安の流れは続くとみたい
アメリカ長期金利のチャート分析





口を酸っぱくしていっているように ドル高に逆らうな ということだね。



そうですね。
この局面が変わらない限り逆張り厳禁です。
日本株
今週もアメリカ株に翻弄される一週間となりました。
来週はずっと精神的な安定をもたらしていた27,000円の壁を突破するかどうかに注目です。
この壁を下回るとアメリカ株と同様に下落トレンド入りする可能性があります。
アメリカ株に振り回される展開続く
日銀の為替介入の動きが….?
しかし世界と比べ依然と低金利を維持する日本
基本的に今のところ円買いする要素なし
日経平均株価のチャート分析





とはいえ日本もジワジワとインフレが進んでいるので、いつか金利を上げなければいけない日が来るかも?



イギリスなど10%以上インフレが進んでいる国がどのような日常を送っているのか想像できないや。
通貨強弱
先週と変わらず、1週間単位でみても1ヶ月単位で見てもドルが最強です。
このドル高のトレンドに逆らう必要はないでしょう。
週単位で見ると 円高が目立つ1周間 でした。
しかし、すけまる的には 度重なる急激な円売りの反動がきているだけ と考えています。
相場の調整による急な円高に巻き込まれないように注意しましょう。
調整による円高に巻き込まれないよう注意!
短期でも長期でもドルが強い展開続く
ドル高に逆らう必要はないが調整に注意



最近の相場はボラティリティが高いので要注意だね!




来週のトレード戦略
ドル円
依然として高い基準で推移するドル高に逆らうポジションはNGです。
ドル円には先週も今週も抜けなかった145円の壁が存在します。
様々なオプションやオーダーが入っているので簡単に突破することは難しそうです。
各機関が命がけで守っている145円の壁付近での攻防戦が予想されます。
高値掴みをしないためにもしっかり待ってからなるべく安く買えるようにしましょう!
相場参加者が勝つか大口が勝つか
145円にかなり大きなバリアラインあり
高値掴みに注意しながら安いところで買い増したい展開
ドル円のチャート分析





145円付近では順張り注意だね。



調整が終わるまでトレードしないという選択もありでしょう。まずは利益よりも資産を減らさないことに力を入れましょう。
ユーロドル
今週のユーロドルはCPI発表後にドル高に動きましたが、それ以降は1.000付近でヨコヨコする展開でした。
オプションやオーダーを見る限り 1.000付近に大きな注文がたくさん入っています。
つまり、来週も1.000から乖離することは非常に難しい可能性があります。
目線はドル高でショート目線ですが、少しでも1.000から下へ行くと大きな買いの勢力にぶつかるため、来週も売買判断が難しい一週間になりそうです。
1.000付近に大きなオプションあり
相当大きなファンダメンタルズがない限り1.000を割ることは難しそう
ユーロ高に進んでしまった場合も想定しておくことが大切
ユーロドルのチャート分析





どの通貨も来週は重要なライン付近でのスタートになります。しっかりトレード計画を立ててからトレードに挑みましょう!
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