さて、9月が終わりましたがプラスの成績で終われましたか?
プラスで締め括れなかった人には何かしらの原因があると思います。
しっかりトレードを振り返って来月の収益をプラスにもっていきましょう!
それでは激動の1週間を振り返っていきます。

今週はポンドの動向が凄まじかったね…



もちろんロットは少なくして取引しているよね?
今月は資金管理力がものをいう1週間でした。
この記事で分かること
✓ 今週のファンダメンタルズ分析
✓ ドル円・ユーロドルのチャート分析
✓ 来週のトレード戦略
【忙しい人向け】ここだけは抑えたいトレードポイント
まずは今週の絶対に抑えておきたいファンダメンタルズ的なポイントです。



今週は抑えておきたいポイントがたくさんあります。
今週のポイント
・イギリスが減税策を講じるが国の信頼を下げるリスクが先回りしポンドが急落
・日本の相場介入が効果を成している?ドル円チャートが安定化
・世界的に買える資産が少なく結局ドルだけが買われる流れに
ひとつひとつの詳細はこれから解説していきます。
とにかく来週のポイントは ポンドは買えない相場です。
そして、ドル買いに順張りで十分だが急な政府介入の可能性もあり不安定な相場に。
来週のポイント
イギリスが新興国並みのボラティリティに。
相場全体の値幅が大きいためロットを少なくしてトレードしましょう。



ぜひ、詳細まで読んでみてね。
来週のトレードで役立つこと間違いなし!
今週のファンダメンタルズ分析
アメリカ株
ジャクソンホール会合から始まった株安が今週も継続しています。
アメリカ長期金利が右肩上がりである今、米株にとっては最悪の地合いです。
S&P500で長らく上昇のサポートラインになっていた場所も下抜けました。
来週以降もアメリカ株にとって厳しい相場環境が続くでしょう。
S&P500のチャート分析


株にとって最悪な展開に
金利上昇・経済不安・インフレ懸念など様々な要因でリスクオフに
週足も3週連続の大陰線で今後さらに下落する可能性あり!



利上げを発表したFOMC役員側からすると、「してやったり!」っていう感じだね。



ファンダメンタルズ的にもテクニカル的にも買えない相場だね。



積立投資以外はむやみにトレードしない方がいいかも…
アメリカ長期金利
金利の上昇が止まりません。
一時、アメリカ長期金利が4.00%を突破しました。
去年まで1.50%だったものが2倍以上の金利で推移しています。日本ではあり得ません(笑)
インフレ対策による株安、経済不安によるリスクオフ相場、景気鈍化による原油安。
もう投資家やディーラーが資金を投入させる資産がドルしかないのが現状です。
この流れに逆らうのは、冬の富士山を半袖で登りに行くくらい無謀です。やめましょう。
アメリカ長期金利のチャート分析


止まらぬ金利上昇・ドル高
投資家の投資先がドル買いしかない状況に
世界的なインフレ・景気後退懸念に警戒



トレンドは完全にドル高ということだね!



各国が金利を積極的に上げているということは、意図的に経済を鈍らせることなので金利を上げ続ける限り株にはマイナスの作用があります。
日本株・金利
アメリカの株価下落に伴うリスクオフが顕著です。
日経平均株価も重要だったサポートラインを割りました。
世界の経済事情を考えると 日本株もまだまだ下落する可能性が高く、買える状況ではない でしょう。
今週も政府による為替介入の影響で一時円高になりました。
今回の介入額は2兆8000億円という過去最大の金額で、現在もドル円の上昇をしっかり止めています。
しかし、介入できる回数は有限なので本質的なドル高円安の流れは変わらないでしょう。
日経平均株価のチャート分析


日銀過去最大の為替介入でドル高を牽制!
日本の必死な為替介入の影響で145円が鉄壁のラインに
為替介入は有限で本質的なファンダは変わらないので注意!



介入直後の値動きを見てびっくりしたよ…
国の力って偉大なんだね!



為替介入って具体的に何をしているの?



日本政府がドル建ての資産を売却して日本円を買うことだよ。日本の資産も有限だし、日本とアメリカの信頼関係にも影響してくるので数をこなすことはできないんだ。
通貨強弱
長期的にみるとドル高一強の相関があります。
1ヶ月単位でみると 資源国通貨(オセアニア通貨)が最も弱くドルが最強です。
1週間単位でみると 資源国通貨(オセアニア通貨)が最弱でリバが強かったポンドが最強です。



ポンドは情緒不安定すぎて積極的に買うことは難しそう。



イギリスの情勢を考えると買える通貨ではないよね。
日本円も介入があったので短期的には強く見えるけど、まだまだ買う要素なし。
来週のトレード戦略
激動の9月を乗り越えたみなさん、お疲れさまでした。
不安定な世界情勢は変わらず、10月以降もボラティリティの大きい相場が続きそうです。
総じて言えるのは 取引ロットを小さくしよう ということです。



いつもどおりのロットでトレードしていたら、もしもの時に対応できないほどの損失を食らってしまうから注意!!
ドル円
ドル円は 鉄壁の145円の壁を超えるか超えないかに注目しましょう。
先週は為替介入やオプションの影響もあり、145円を超えることはありませんでした。
為替の安定化を目指す日本政府も一安心の展開でした。
しかし、為替介入は一時的なしのぎでしかなく本質的なドル高円安は変わりません。
145円を背に短期的にショートをしても面白そうですが深追いは厳禁です。
ドル円のチャート分析


ボラティリティが小さくなったドル円
為替介入の影響で145円をサポートとしたレンジが完成
引き続き急な下落や上昇に警戒



僕は最近のボラティリティが怖くて、ロットをいつもの半分以下にしているよ。



変動リスクが高すぎるので賢明な判断です。
今の相場は 勝つことより生き残ること が大切です!
ユーロドル
今週末にかけて急激に上昇しましたが月末のリバランスによる可能性が高いです。
根本的な欧州通貨売りの姿勢は変える必要は無さそうです。
逆に、このユーロ高はショートのチャンスを与えてくれているかもしれません。
盲信は危険ですが、根本的なユーロ安は解決していないということを念頭にトレードしていきましょう。
ユーロドルのチャート分析


1.000までの道のりは遠い?
週末のユーロ高は一時的な可能性
基本的にショート目線で良さそうな展開



4h足で見ても0.950付近に大きな売りオーダーがあるようなチャートです。1.000越えを損切りの目安にして売りエントリーのタイミングを見計らいたいところ。



週足で見ると大きな下ひげで終えたので、警戒は必要ですね。


ボラティリティの高い相場はチャンスでもありリスクでもある
トレードに慣れていない初心者にビギナーズラックをもたらす最近の相場。
大きく利益を得られるということは、裏を返すと大きく損をする相場です。
自分のキャパシティに合ったロット管理、チャート分析を行っていきましょう!
10月も皆さんに利益が訪れますように。
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