テクニカル分析を勉強する中でふと気づくことはありませんか?
「ファンダメンタルズ分析もした方がいいのかな….?」
結論から言うと、ファンダメンタルズ分析は絶対に勉強したほうがいい!
今回はファンダメンタルズ分析初心者がまず抑えたい重要な経済指標をまとめました。
まずは重要指標が何を意味するのか。指標が経済にどう影響を及ぼすのかを勉強していきましょう!
今回紹介する7つの経済指標をマスターすれば、
ほぼ必ずトレードが上達し、収益率がグンと上がるでしょう!

先生!
少しずつファンダメンタルズも勉強したいです!



かしこまりました。
では、株でもFXでも使える 絶対に抑えたい経済指標 を解説します。
▼ 今回紹介する経済指標一覧 ▼
(リンクより詳細に移動します)
① FOMC(連邦公開市場委員会)
② アメリカ雇用統計
③アメリカ消費者物価指数(CPI)
④ ISM製造業景況感指数
⑤ 欧州中央銀行(ECB)政策金利発表
⑥ 豪準備銀行(RBA)政策金利発表
⑦ 日銀金融政策決定会合
アメリカの経済動向が世界を動かす


まず抑えておきたいファンダメンタルズの基本は、
アメリカ経済の動向がすべての経済活動に影響を及ぼすということ。



アメリカが世界の中心なんて言いすぎじゃない??



そう思うかもしれませんが、実は世界中の資本のうちアメリカが占める割合は半分以上あります。世界の共通通貨がドルであることからもわかるように、現代の経済はアメリカなくては回らない仕組みになっています。
現在の世界の基軸通貨はドルです。
原油を買うとき、他のエネルギーを買うときはドルで取引されます。
世界中の商品やサービスは一度ドルを介して取引されることがほとんどです。
そのため、アメリカの金融政策が世界経済に間接的に影響を及ぼすのです。
(世界中の投資家がアメリカの経済指標に注目する理由が何となくわかりますね)
究極的なことを言ってしまえば、株やFXで結果を出すには
アメリカの経済指標さえ追っていれば良いということ。
ファンダメンタルズ分析初心者であれば、まずはアメリカの経済指標から勉強していきましょう!
トレーダーが必ず抑えるべき3つの経済指標





ここからFX初心者から上級者までトレーダーみんなが知っておくべき経済指標と経済イベントを紹介するよ!



まずはこの3つのファンダメンタルズを抑えましょう!
【必ず抑えたい重要なファンダメンタルズ3選】
① FOMC(連邦公開市場委員会)
② アメリカ雇用統計
③アメリカ消費者物価指数(CPI)
FOMC(連邦公開市場委員会)
FOMCとは連邦公開市場委員会の略で、アメリカの金融政策に関する重要な意思決定をする会合です。
年8回(約6週間ごと)開催されます。
アメリカの物価の見通しをもとに金利の判断を行います。金利の変動は経済に直接的な影響をもたらすため、市場の予想と乖離が生じれば大きく相場が動くことがあります。FOMCは日本時間で深夜3時ごろから開催されるため、リアルタイムでトレードできない人はポジションを手仕舞うことも考える必要があります。
また、3の倍数月に公表されるドットチャートも重要です。
FOMCメンバーが各々予測する未来の金利水準を公表するドットチャートは今後の経済を予測するのに役立ちます。
金利変動が為替に与える影響は絶大です。
基軸通貨のドルの価値によって他通貨の価値も大きく変動します。ファンダメンタルズ分析に自信のない人はまずFOMCの結果を振り返り、通貨の需要を判断していく勉強をしていくと良いでしょう。



FOMCという存在を知っているだけでも無駄なトレードを削減できるね。



FOMC期間中はトレードせず情報収集に時間を割くのもひとつの作戦でしょう。
FOMCってなに??
- 年8回アメリカで開催される超重要な金融政策会合
- 深夜3時ごろから開催
- 金利に関わる情報はトレードの勝率を上げるために絶対必要
- とにかくFOMCの内容は絶対に抑えよう
過去のFOMCの内容は外為どっとコムでチェック!
アメリカ雇用統計
アメリカ雇用統計は、アメリカ合衆国の労働市場の現状や動向を把握するための統計データのことです。これは、労働力参加率、失業率、雇用創出数などの指標を含みます。アメリカ労働統計局(Bureau of Labor Statistics)が定期的に発表しており、経済や雇用政策に関する重要な情報源となっています。
収集された統計データは、アメリカの経済や労働市場の現状を把握するだけでなく、経済政策の立案や労働市場の予測にも活用されます。例えば、失業率が上昇している場合は景気の悪化や雇用の減少を示すことがあり、政府や企業は適切な対策を講じるためにこの情報を活用します。
毎月第一金曜日に発表される雇用統計の結果は前月の統計に基づいているため、前月から今月にかけた経済動向がわかります。
市場予想から乖離した結果が出ると市場が乱高下する可能性があるので、雇用統計前のトレードは慎重に行うべきでしょう。



結果によっては数分で200pips以上動くときもあります。
軽い気持ちで指標トレードしないようにしましょう。



せっかく積み上げてきた利益を1回の指標トレードで飛ばしてしまうのはもったいないよ。
アメリカ雇用統計ってなに?
- 毎月第一金曜日に発表される重要な経済指標
- アメリカの労働状況に関する指標
- 金融政策が適切に行われているかを判断する指標
- 世界中の投資家が注目しているため相場が乱高下する可能性アリ
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アメリカ消費者物価指数(CPI)
アメリカ消費者物価指数(Consumer Price Index, CPI)は、アメリカ合衆国における一般消費者の物価変動を測定するための統計指標です。CPIは、消費財やサービスの価格の変動を追跡し、物価の上昇や下降の傾向を示すことができます。
毎月15日前後に発表されるCPIは、広範な商品やサービスの価格変動を反映するため、一般消費者の生活費やインフレーション(物価上昇率)の指標として重要です。また、経済政策や賃金交渉、投資などの意思決定にも影響を与えます。例えば、CPIが上昇している場合、物価上昇の圧力があることを示し、中央銀行や政府が適切な対策を講じるための情報源となります。
物価の動向は金利変動と密接に関わっているため、トレーダーである以上必ず抑えたい経済指標です。



物価の変動を意識すると金利を引き締めるか緩めるかが分かるようになります。そうすることで大きな相場の流れに逆張りすることがなくなり、トレードの勝率が上がります。



CPIも場合によって数分で100pips以上動くときがあるので、指標発表直後のトレードには細心の注意を払いましょう。



「ファンダの対局には逆らわない!」
これが投資の基本です。
アメリカ消費者物価指数(CPI)ってなに?
- 毎月15日前後に発表されるアメリカ国内の消費動向に関する重要指標
- 金融政策が適切に行われているかどうかを判断する指標
- ファンダメンタルズの対局を理解するための重要指標
- 予想と結果の乖離によって相場が乱高下する可能性アリ
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FXは金利の変動を知ることで有利に立てる





FOMC、雇用統計、CPIの3つがトレーダーにとって重要な指標であることがわかりました。より勉強したい人に向けたアドバイスはありますか??



特にFXは金利変動を正確に捉えることができる人が勝てる世界です。重要な指標はまだまだありますが、あと4つだけ紹介しますね!
通貨のトレードであるFXは株以上に金利の変動に左右されます。
つまり 金利変動を先読みできる行動が取れる人ほど勝てる ということです。
今から紹介する4つの指標はヨーロッパ、オーストラリア、日本の指標も含みます。世界中の金利に関する情報を日常的に整理できるようになれば、プロトレーダーと同様の環境認識能力を身につけることができるでしょう。
余裕があれば覚えておきたい世界の経済指標


【抑えておきたい重要なファンダメンタルズ4選】
① ISM製造業景況感指数
② 欧州中央銀行(ECB)政策金利発表
③ 豪準備銀行(RBA)政策金利発表
④ 日銀金融政策決定会合
ISM製造業景況感指数
ISM(Institute for Supply Management)製造業景況感指数は、アメリカの製造業の活動水準や景況感を測るための指標です。ISMは、調達マネージャーや経営者などの業界専門家から収集される調査データに基づいて、毎月この指数を発表しています。
ISM製造業景況感指数は、50を基準としており、50以上の値は製造業の拡大を示し、50以下の値は収縮を示します。指数が50を超えると、製造業の成長が予測され、景気の拡大サインと見なされます。一方、指数が50を下回ると、景気の減速や収縮が予測される可能性があります。
月初に発表されるISM製造業景況感指数は雇用統計よりも速報性が高いデータです。そのため、今の景気にスポットを当てて考えることが可能です。直近の値動きを予測するのに役に立つ指標のひとつでしょう。



最近は雇用統計のデータと同じくらい注目されるようになってきました。



ISMの発表時にも相場が乱高下しやすいので注意が必要だね!
ISM製造業景況感指数ってなに?
- 毎月月初に発表される景気に関する経済指標
- 基準値50を目安に景気の善し悪しを判断する
- 速報性の高い指標で最近注目が集まってきている
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欧州中央銀行(ECB)政策金利発表
ECB(European Central Bank)政策金利発表は、欧州中央銀行によって定期的に行われる金融政策に関する重要な発表です。FOMCと同様に年8回開催される欧州中央銀行は、ユーロ圏の金融政策を担当しており、経済の安定や物価の安定を維持するためにさまざまな措置を講じています。
政策金利は、銀行同士の資金の貸し借りにおける利率の基準です。ECBは、政策金利を通じて金融システム全体への影響を与え、金利の設定によって経済全体の資金供給や貸し出しの状況を調整します。ECBは、日本時間の午後9時ころから始まるため、副業トレーダーでもリアルタイムで参加することができるでしょう。
アメリカのFOMCの会合と同様にECBでも金利を変動させる役割を担っています。金利の引き上げは通貨を引き締め、経済の成長を抑制する効果があります。一方、金利の引き下げは通貨を緩和し、経済の活性化を促す効果があります。



日本時間の午後9時から開催されるので、日本国内トレーダーも参加しやすい経済イベントです。しかし、乱高下もしやすいのでトレードするときは慎重に。



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欧州中央銀行(ECB)政策金利発表ってなに?
- ユーロ圏の金融政策を決める大事な会合
- 年8回開催され日本時間の午後9時頃から始まる
- ユーロをトレードするなら絶対に抑えておきたい経済イベント
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豪準備銀行(RBA)政策金利発表
豪準備銀行(Reserve Bank of Australia, RBA)政策金利発表は、オーストラリア準備銀行によって定期的に行われる金融政策に関する重要な発表です。RBAは、オーストラリアの中央銀行であり、経済の安定や物価の安定を維持するためにさまざまな措置を講じています。毎年1月以外の第一火曜日に会合が行われます。(年11回)
政策金利は、銀行同士の資金の貸し借りにおける利率の基準です。RBAは、政策金利を通じて金融システム全体への影響を与え、金利の設定によって経済全体の資金供給や貸し出しの状況を調整します。
他の金融政策と同様に金利の引き上げは通貨を引き締め、経済の成長を抑制する効果があります。一方、金利の引き下げは通貨を緩和し、経済の活性化を促す効果があります。



オーストラリアドルは全体の取引量が少ないため、急な値動きが頻発します。トレードするときは直近に経済指標がないか確認してから行うと良いでしょう。



オーストラリアの景気は中国の景気との関連性が高いのでアジア株をトレードする人は必ず抑えておきましょう。
豪準備銀行(RBA)政策金利発表ってなに?
- RBAとはオーストラリアの金融政策会合
- 1月以外の第一火曜日に行われる重要な経済イベント
- 豪ドルをトレードする人は絶対に抑えたい指標
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日銀金融政策決定会合
日銀金融政策決定会合は、日本銀行(日銀)によって定期的に開催される重要な会合です。日本銀行は、日本の中央銀行であり、経済の安定や物価の安定を維持するために金融政策を策定・実施しています。
日本銀行が年に8回開催する金融政策決定会合では、日銀の金融政策に関する重要な決定が行われます。主な議題としては、金利水準の設定や資金供給の調整などがあります。日銀は、政策金利の設定を通じて金融システム全体への影響を与え、経済の資金供給や貸出しの状況を調整します。
日本では長い間、マイナス金利制作を導入していて注目度は低いですが、稀にサプライズが発表されるので日程は抑えておくと良いでしょう。他の会合と異なり発表の時間が決まっていないのが特徴です。そのため、急な為替変動に巻き込まれるリスクを最小限に抑えておく必要があります。



発表時間が決まっていないって何ごと!?



基本的にお昼前後に発表されるので、正午あたりで円絡みの通貨を取引する場合は注意が必要です。
日銀金融政策決定会合ってなに?
- 我が国日本の金融政策に関わる会合
- 年8回開催されるが政策金利を発表する時間は決まっていない
- 円が絡む通貨をトレードする人は要チェック
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重要指標を意識することでファンダで勝つ





今回はファンダメンタルズ分析の中でも重要な経済指標について紹介しました。今回紹介した7つの経済指標は基本中の基本です。



テクニカル分析に限界を感じているトレーダーはぜひ経済指標も意識してみてください!
▼ 今回紹介した経済指標一覧 ▼
(リンクより詳細に移動します)
① FOMC(連邦公開市場委員会)
② アメリカ雇用統計
③アメリカ消費者物価指数(CPI)
④ ISM製造業景況感指数
⑤ 欧州中央銀行(ECB)政策金利発表
⑥ 豪準備銀行(RBA)政策金利発表
⑦ 日銀金融政策決定会合
超短期的なスキャルピングになると話は変わってきますが、トレードを上達させるためにはファンダメンタルズの勉強が欠かせません。普段からファンダメンタルズを意識していると世界経済の現状が少しずつ見えてきます。
株でもFXでも仮想通貨でもデイトレーダーやスイングトレーダーで長く相場で勝っている人は、ファンダメンタルズ分析が非常に上手です。テクニカル分析はトレーダーとしての基礎なので、ファンダメンタルズ分析能力で差が出ます。
今回紹介した7つの経済指標はすべてのトレーダーが意識するべき指標です。FX初心者でも中級者でもみんなが意識するべきでしょう。この記事をきっかけにひとりでも多くのトレーダーがファンダメンタルズ分析にチャレンジしてくれたら嬉しい限りです。
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